百度の順位チェックツールの選び方|海外ツール・中国のツール・日本語ツールの違いと料金の数え方

百度の順位を毎日追いたいと思って探し始めると、意外に選択肢が少ないことに気づきます。Google の順位チェックツールは数多くありますが、百度に対応しているものは限られ、対応していても「PCだけ」「上位50位まで」のように条件が付いていることがあります。

この記事では、百度の順位チェックツールを選ぶときに、何をどう比べればよいかを説明します。なお、この記事を掲載している SEOChina も百度の順位チェックツールです。自社に都合のよい比べ方にならないよう、他社ツールについては各社が公開している情報で確かめられた範囲だけを書いています。

ツールを使った順位チェックの基本や、手作業で調べたときに順位がずれる理由は「百度の順位チェック方法」で解説しています。

百度の順位を追えるツールは大きく4種類

百度の順位を記録できるツールは、成り立ちで分けると次の4種類になります。

種類 例 向いている使い方
海外の総合SEOツール Semrush、AccuRanker など Google と百度を同じ画面で管理したい
単体の順位チェックソフト Link-Assistant の Rank Tracker など 多くの検索エンジンをまとめて、自分の手元で計測したい
中国国内のツール 爱站、5118 など 中国語で、順位以外の指標もあわせて細かく調べたい
日本語の百度専用ツール SEOChina など 日本語の画面で百度の順位を追い、社内で共有したい

どれが一番よいかは、何のために順位を追うのかで変わります。まずは自社の目的に近い種類から候補を絞ると、比べる手間が減ります。

公開情報で確かめた主なツールの百度対応

海外の主なツールについて、公式のお知らせやヘルプページで確かめられた百度対応の内容をまとめます(2026年11月に確認)。仕様は変わることがあるため、契約の前に各社の最新の情報を確認してください。

ツール 確かめられた内容
Semrush Position Tracking で百度の順位を追える。2018年のお知らせでは、PCのみ、地域は中国全体、上位50位まで。百度の検索ボリュームとクリック単価は提供されないとされている
AccuRanker PC・モバイルの両方を追える。両方を選ぶと、1つのキーワードが2つ分として数えられる。地域を細かく指定した計測はできない
Rank Tracker(Link-Assistant) 計測のたびに、百度の上位約30件の検索結果を履歴として保存できると案内されている。ダウンロードして使う製品

「大手のツールなら当然対応しているだろう」と考えず、対応している検索エンジンの一覧を必ず確認しましょう。

中国国内のツールは、画面や説明が中国語のものが多くなります。また、こうしたツールが示す「百度权重」のような独自の評価は、第三者による推定値で、百度の公式な指標ではありません(詳しくは「中国市場の競合サイト調査のやり方」を参照)。

比べるときに見落としやすい4つの点

対応している検索エンジンや計測の頻度のような基本の確認点は、「百度の順位チェック方法」で整理しています。ここでは、それに加えて、比べるときに見落としやすい点を挙げます。

1. PCかモバイルか、それとも両方か

百度では、PCとモバイルで検索結果の並びが違うことがあります。PCだけに対応するツール、両方に対応するツールがあり、両方を追うと料金の枠を2倍使う仕組みのものもあります。どちらの順位を追うべきかは「百度のPC順位とモバイル順位の違い」を参考に決めましょう。

2. 何位まで記録するか

記録する順位の範囲が狭いと、それより下にいるキーワードはすべて「圏外」になります。何位まで記録するかを確かめましょう。立ち上げたばかりのサイトでは、まだ順位が低いキーワードが多いものです。圏外から少しずつ上がってくる動きを見たいなら、記録する範囲の広さは大切です。

3. ランクインしたURLが分かるか

順位の数字だけでなく、どのページがその順位に入っているかが分かると、施策の効果を確かめやすくなります。狙っていたページとは別のページが上がっていた、という発見があるからです。

4. 地域を指定できるか

今回公開情報を確かめた海外ツールのうち、Semrush(2018年時点)と AccuRanker は、百度では地域を細かく指定できないと案内しています。SEOChina も現在は地域を指定できません。地域ごとの違いが気になる場合は、契約前に各社へ問い合わせましょう。

料金は「キーワード×端末×頻度」で数える

順位チェックツールの料金は、月額の金額だけを見ても比べられません。多くのツールは、何件の順位をどのくらいの頻度で取るかに応じて料金が決まるからです。

比べるときは、次のように自社に必要な件数を先に計算します。

  1. 追いたいキーワードの数を決める(例:30語)
  2. 追う端末を決める(PCだけなら1倍、PCとモバイルなら2倍。例:PCだけで30件)
  3. 追うドメインの数を掛ける(自社と競合2社なら3倍。例:90件)
  4. 計測の頻度を確かめる(毎日なのか、週1回なのか)

この件数が、各ツールのどのプランに収まるかで比べると、実際にかかる費用が見えてきます。百度とGoogleの両方を追うツールでは、百度の分も同じ枠から使うのかどうかも確認しておきましょう。

目的別の選び方

目的 合いやすい種類 確かめておきたいこと
Google と百度をまとめて管理したい 海外の総合SEOツール 百度で使える機能の範囲(端末、順位の深さ)
中国語の情報も含めて細かく分析したい 中国国内のツール 社内で中国語の画面を扱える人がいるか
日本の社内やクライアントに百度の順位を報告したい 日本語の百度専用ツール 対応端末、データの書き出し、報告に必要な機能

代理店や支援会社が報告に使う場合は、クライアントが自分で検索したときとの違いを説明できるかも大切です。報告書のまとめ方は「クライアント向け百度順位レポートの作り方」で紹介しています。

導入前に試しておきたいこと

多くのツールには、無料のプランや試用の期間があります。本格的に使う前に、次の点を試しておくと失敗を防げます。

  • 同じキーワードで数日記録する:毎日きちんと記録されるか、取得に失敗する日がないかを見る
  • 手作業の検索と見比べる:大きく違う場合は、端末や地域の条件が違わないかを確かめる
  • 報告に使う形で出してみる:表やグラフ、書き出したデータが、社内やクライアント向けの資料にそのまま使えるか確かめる

まとめ

  • 百度の順位を追えるツールは、海外の総合SEOツール、単体のソフト、中国国内のツール、日本語の百度専用ツールに分けられる
  • 海外ツールの百度対応には「PCのみ」「上位50位まで」(Semrush、2018年時点)などの条件があることがあり、対応表の確認が欠かせない
  • 料金は「キーワード×端末×ドメイン数」と頻度で必要な件数を出してから比べる
  • 目的(まとめて管理、細かく分析、日本語で報告)に合う種類から候補を絞り、無料の範囲で試してから決める

SEOChinaでできること

SEOChina は、日本語の画面で百度の順位を追うためのツールです。現在対応している検索エンジンは百度PCで、地域の指定には対応していません。

  • 登録したドメインとキーワードについて、百度PCの順位を毎日自動で記録します
  • 順位は50位まで取得し、ランクインしたURLも記録します
  • 監視枠は(現在は百度PCのみのため)「ドメイン×キーワード」の組み合わせごとに数えるので、必要な件数を計算しやすい仕組みです
プラン 月額 ドメイン数 日次順位監視
Free 無料 1 10枠(履歴30日保存)
Starter 9,980円 3 30枠
Growth 19,800円 10 100枠(CSV出力つき)
Pro 39,800円 30 250枠(CSV出力つき)

Free プランは無料で、1ドメイン・日次順位監視10枠(履歴30日保存)から始められます。登録はこちらから行えます。

参考

ブログ一覧へ戻る