百度の収録数(インデックス)を確認する方法|site:と索引量の違い、増えない原因

「中国語サイトを公開して数か月たつのに、百度で社名を検索しても出てこない」。中国向けサイトの担当者から、よく聞く悩みです。

このとき最初に確かめたいのが、そもそも百度にページが収録(インデックス)されているかです。百度の検索結果に表示されるのは、百度が収録したページだけです。収録されていないページは、どれだけ内容が良くても順位が付きません。

この記事では、百度の収録状況を確認する2つの方法と、その数字の読み方、収録が増えないときに見直すポイントを解説します。

「収録」と「索引量」は同じではない

百度の収録について調べると、「收录量(収録量)」と「索引量」という2つの言葉が出てきます。似ていますが、指しているものは少し違います。

  • 収録量: 百度の検索結果に表示されうるページの数。site: コマンドで目安を確認します。
  • 索引量: 百度のクローラーが取得し、百度の側で保持しているページの数。検索結果の候補になるページで、百度搜索资源平台(旧・百度站长平台)で確認します。

つまり索引量は「百度が持っている候補の数」、収録量は「検索で見えている件数」です。両者の数字が一致しないのは珍しくありません。どちらか一方だけを見て一喜一憂せず、同じ方法で定期的に測り、増減の傾向を見るのが基本です。

方法1:site:コマンドで収録数の目安を見る

いちばん手軽なのは、百度の検索窓に次のように入力する方法です。

site:example.com

example.com の部分を自社のドメインに置き換えると、そのドメインで百度に収録されているページが一覧表示され、検索結果の件数から収録数のおおよその規模が分かります。

site:コマンドを使うときの注意

便利な一方で、site:コマンドの件数には次のような限界があります。

  • 表示される件数はあくまで概算です。検索するたびに数字が変わることもあります。
  • サブドメインを含めるかどうかで件数が変わります。www.example.com と example.com を分けて確認すると、どこに収録が集中しているかが分かります。
  • 日本から検索した結果が、中国国内のユーザーが見ている結果と同じとは限りません。順位と同じく、地域や接続環境の影響を受ける可能性があります。

特定のページが収録されているかを確かめたいときは、そのページのURLをそのまま百度で検索するか、site: にページのタイトルに含まれる語句を組み合わせて検索すると確認しやすくなります。

方法2:百度搜索资源平台で索引量を確認する

継続的に収録状況を管理するなら、百度搜索资源平台(ziyuan.baidu.com)にサイトを登録しておくのが確実です。Google の Search Console に当たる、百度公式のサイト運営者向けツールです。

サイトの登録と所有権の確認

  1. 百度アカウントで百度搜索资源平台にログインします。
  2. ユーザーセンターのサイト管理から、サイトを追加します。
  3. サイトのURLとプロトコル(HTTPかHTTPSか)、サイトの分野を設定します。
  4. 所有権を、ファイルのアップロードかHTMLタグの設置で確認します(以前あったCNAMEレコードでの確認は、現在は新規には使えなくなったとされています)。詳しい手順は「百度搜索资源平台の登録方法と使い方」で解説しています。

登録が済むと、索引量の推移やクロールの状況、サイトに関するメッセージなどを確認できるようになります。百度アカウントの作成には中国の携帯電話番号が求められる場合があるため、事前に準備方法を確認しておくと安心です。

索引量の推移を見るポイント

索引量は、ある日の数字そのものより推移を見ることが大切です。

  • 記事を増やしているのに索引量が横ばい → 新しいページが取得されていない可能性
  • 索引量が急に減った → サイト側のトラブル(サーバー停止、robots.txt の変更、URL構成の変更など)がないかを確認
  • 索引量は増えているのに検索での表示が増えない → 収録はされているが、評価が上がっていない段階

収録を早めるための「普通收录」

百度搜索资源平台には、新しいページや更新したページのURLを百度に知らせる「普通收录」という仕組みがあります。提出方法は主に次の3つです。

提出方法 内容 向いているサイト
API提出 URLをプログラムから自動で送信する 更新頻度が高いサイト、CMSに組み込みたい場合
sitemap提出 サイトマップ(sitemap.xml)の場所を登録する ページ数が多いサイト、定期的に巡回してほしい場合
手動提出 管理画面にURLを入力して送信する ページ数が少ないサイト、特定のページだけ急ぎで知らせたい場合

ここで押さえておきたいのは、提出は「百度のクローラーにページを見つけてもらうまでの時間を縮める」ための入口にすぎないという点です。提出したからといって必ず収録されるわけではなく、早く収録されることが保証されるものでもありません。

なお、条件を満たすサイト向けに「快速收录」という、より早い取得を狙う仕組みが案内されていることもありますが、利用条件は時期によって変わっているため、最新の情報を百度搜索资源平台で確認してください。

収録が増えないときに見直すポイント

提出を続けても収録が増えない場合は、次の点を順番に確認してみてください。

1. robots.txt でクロールを止めていないか

開発中に設定した「クローラーを拒否する」記述が、公開後も残っていることがあります。robots.txt で百度のクローラー(Baiduspider)や対象のディレクトリを拒否していないか確認しましょう。ページ単位で noindex を指定していないかも合わせて見ておきます。

2. サーバーが安定して表示できているか

サイトがたびたび表示されない状態だと、クローラーが取得に失敗し、収録が進みにくくなります。中国国外のサーバーを使っている場合は、中国本土からの表示速度や接続の安定性も確認が必要です。中国国内のサーバーを使うには ICP備案が必要になる点もあわせて検討しましょう(ICP備案の確認方法)。

3. サイトの構成を大きく変えていないか

全面リニューアルでURLが一斉に変わると、百度が新しい構成を把握するまで時間がかかります。古いURLから新しいURLへのリダイレクトを設定し、新しいサイトマップを提出し直しましょう。

4. ページの内容が独自で、読む価値があるか

他サイトの文章の流用や、日本語ページを機械的に翻訳しただけのページ、ほとんど同じ内容のページの大量作成は、収録や評価の妨げになりやすいとされています。中国のユーザーが実際に検索する言葉を起点に、独自の情報を加えたページを作ることが基本です(百度SEOの基本)。

5. 過度な最適化をしていないか

キーワードの詰め込みや、不自然な外部リンクの大量獲得など、行き過ぎた施策は評価を下げる原因になります。収録が急に減ったときは、直前に行った施策を振り返ってみましょう。

6. 中身がJavaScriptで後から描画されていないか

ページの本文をJavaScriptで後から読み込む作りの場合、クローラーが本文を取得できず、収録や評価に影響することがあると言われています。重要な本文やリンクは、HTMLの段階で読める状態にしておくのが無難です。

収録の次に見るべきは「順位」

収録されたことを確認できたら、次は狙ったキーワードで何位に表示されているかです。収録数が増えても、狙った検索語で上位に出ていなければ集客にはつながりません。

おすすめの運用は次の流れです。

  1. 収録数(site: と索引量)を月に1回程度記録し、傾向を見る
  2. 狙ったキーワードの順位を毎日記録し、どのページがランクインしているかを確認する
  3. 順位が付かないページは、収録されているか、内容が検索意図に合っているかを見直す

順位の確認方法の詳細は、百度の順位チェック方法で解説しています。

まとめ

  • 百度の検索結果に出るのは収録されたページだけ。まずは収録状況を確認する
  • site: は手軽な目安、百度搜索资源平台の索引量は継続管理向け。どちらも推移で判断する
  • 普通收录(API・sitemap・手動)は発見を早めるための入口で、収録を保証するものではない
  • 収録が増えないときは、robots.txt、サーバーの安定性、サイト構成の変更、内容の独自性、過度な最適化、JavaScriptでの描画を順に確認する

SEOChinaでできること

SEOChina は、日本語で使える百度の順位チェックツールです。収録の確認とあわせて、狙ったキーワードの順位を毎日記録できます。

  • 登録したドメインとキーワードについて、百度PCの順位を毎日記録し、推移を表で確認できます
  • 順位は50位まで取得し、順位の数字からランクインしたURLを確認できます
  • ICP備案・Whois・百度収録数の単発調査にも対応しています

Free プランは無料で、1ドメイン・日次順位監視10枠(履歴30日保存)から始められます。登録はこちらから行えます。

参考

ブログ一覧へ戻る